塗装営業の営業スタイル
外壁塗装業者は大きく分けて飛び込み営業スタイルか、お客様からのご依頼によってお伺いするスタイルかの2パターンです。
Re.house鹿児島は飛び込みでのご提案もしていますが、ほとんどはお問い合わせなどでご依頼をいただき現地調査・お見積り・ご提案をさせていただいております。
どちらのスタイルが良い業者か悪い業者か?ということではなく、これは単純に営業スタイルの違いに過ぎません。
しかし、飛び込み営業だとやはりお客様の警戒心は高くなる傾向はあるかと思いますし、それもまた正常な反応です。
ではなぜ飛び込みスタイルだと警戒が高まりやすいのか?
それは恐らくリフォーム業界の闇が原因ではないかと思います。
■外壁塗装詐欺の手口と注意点
まず結論から申し上げますと、外壁塗装業者含めリフォーム業界は詐欺まがいなことをしている悪徳業者というのは少なくありません。
昔はそうだったよねーと都市伝説くらいでお話できればいいのですが、残念ながら「あー、いるよねーよくあるよねー」と言えてしまうレベルです。
ではどんな手口でやってくるのかとその注意点についてお教えします。
・いきなり煽ってくる
飛び込み営業だろうとお客様のご依頼による営業だろうと、いきなり「すぐにでも塗装をしないと危ないですよ!」「劣化が激しいので危険ですよ!」といったように煽ってくる業者は危険です。
特に多いセリフが「瓦が割れているので見せてください」「瓦が浮いているので見てあげますよ」「ちょっと瓦がおかしいので気になったのでお話を」といったもの。
そして登らせてくださいねーとか言って登ってわざと瓦を割って「奥さん大変です!ほら!」と、あたかもはじめから壊れていたかのように言ってくるパターンですね。
仮に本当に瓦に異変があって気付いたなら、Re.house鹿児島であれば一度建てられたメーカーさんの方に連絡を入れてご相談されたほうがいいですよって言います。
また、Re.house鹿児島は国土交通省航空局認可を取得しドローンを使って現地調査を行なっていますので、施主様の許可をいただければドローンを使って屋根の状態を確認することも可能です。
その際には上空から撮影しその画像をお渡ししますので、屋根に登ってわざと割られるのではというご心配もさせませんし、ありのままをお見せしますのでご安心ください。
・契約を急がせ最悪脅してくる
筆者が以前勤めていた太陽光発電の会社もそうなのですが、「とにかく現地調査にこっちが出向くということは相手は興味があるのだから警察呼ばれるまで粘れ。そんなつもりじゃなかったなんてのは許すな。」といった指導をしている業者もいます。
怖いですねぇ…。(そんな会社だと知っていれば入らなかったし、私は入社してからもそんなクソ営業はしませんでした。(ヾノ・∀・`)ムリムリ)
そしてそれが営業として当たり前だ!と本気で思っている業者もいれば、そうしなければ上司にボコボコにされるからやりたくないけどやるといった業者もいるでしょう。
ただそれって消費者であるお客様には一切関係なく、ただただ恐怖でしかないですよね。
こちらは消費者庁が注意喚起及び業務停止命令を下した塗装業者の内容です。
https://www.caa.go.jp/notice/entry/029329/
ざっくり言うと、「契約しません」といっているお客様に対してしつこく勧誘を繰り返しかつ金額・値引きに対して不実を伝え、また深夜に自宅を訪れお客様が契約をしない旨を繰り返し伝えているにもかかわらず一方的に執拗に勧誘を継続する…要は居座り続けるってことをし続けて契約をさせていた…というもの。
怖いですねぇ…。
しかしこのやり方は業界では有名で、それによってお客様の警戒心が恐ろしいほど高くなりその会社とは関係ない人間であっても『塗装業者』または『飛び込み営業』というだけで怒鳴られるという理不尽も(^ν^)
お客様に関しましてはよほど怖い思いをされたための反応だろうと思うのですが、そうした迷惑な業者がいるからまっとうにやっている会社まで悪く見られて悔しいと常々感じています。
もし契約をしない、または検討するから今日は帰ってほしいと言っているのに執拗に契約を迫る業者と出会った場合は、対応を粘らなくていいのですぐに110番してくださいね。
なお、Re.house鹿児島の場合逆にお断りすることがあります。しかもすごいあっさりと。
予算などを含めたご希望に合わせたご提案はできますが、それはあくまでも質を担保してのご提案です。
こちらからお断りする場合は、質ではなく安さをお求めになられているような場合なことが多く、それはRe.house鹿児島として申し訳ありませんがお受けできません。
また、実際のお家の状態に合わせたご提案をさせたいただくべきところに、ネットの情報や知人から聞いた情報ですでに良い悪いを自己で判断をされている場合も、申し訳ありませんがお断りさせていただくことがございます。
これは事前に調べたり聞いたりするのが悪いということではなく、多くの場合その見聞きした情報をすべてだと信じて「あなたの言うことは正しいですよ」を言ってほしいかのようなお話しをされるため、それでは現地調査と診断の意味をなさないため身を引かせていただくような形です。
話がズレてしまいましたが、金だ金だー!!!となっている業者であれば逆にそうしたお客様は不安を煽ればいくらでも…と思われかねないのでご注意ください!
・見積りの数字が一式
一式という表現が悪いのではなく、なんでもかんでも一式にしてるのがまずいです。
計測して数字で出せるものに関しては一式ではなく数字を持って提示したほうが親切だと思うんです。
なんでもかんでも一式になっている場合、少なくない確率でそこにかかっている金額もプロの目から見ても意味不明な数字になっていたりします。
一式と書いてしまえば何にどれくらいかかっているかもわかりにくくなりますからね。
・平米(㎡)ではなく坪で表示
こちらも見積りの表記ですが、坪単価で記載や話をしている場合は要注意です。
なぜなら外壁や屋根の塗装はあくまでも塗り面積が必要な数字であって坪ではないからです。
同じ30坪の土地だとしても、Aは窓が多く塗り面積が少ない家と窓が少なく塗り面積が大きいBとでは当然Bの方がお見積りも高くなります。
また、塗面積はAの方が安くても家の作りによっては足場の組み方など通常よりも手間や時間をかけなければいけない場合、そこに対して費用がかかってしまいますからもしかしたらBの家と大差ない金額になることもあるでしょう。
それをちゃんとお客様が理解できるようにするためにも、見積りには記載しなければなりませんし、合わせて説明をする必要があります。
・使用する塗料の種類が書いていない
ウレタン・シリコン・フッ素・無機といったように塗料にはさまざまな樹脂の種類があり、それぞれに得意不得意など特徴があります。
また、同じ樹脂であってもそこに付加されている機能や作り、メーカーの技術の違いによっても値段などが変わってくるため品名がわかるように材料名を記載すべきです。
『下塗り・中塗り・上塗り』や『シリコン塗料』としか書いていないということもよくあるため、わからない迷路にされないよう注意するようにしてください。
■まとめ
ざっくりと外壁塗装詐欺でありがちな手口とその注意点をあげてみましたが、残念ながら塗装業界は悪質な外壁・屋根塗装業者が多い業界なのは事実です。
また、以前メーカーさんともお話をしたことがあるのですが体感として業界全体の8割くらいは無知だったり、知識が不足したまま時間だけを重ねているという印象もあります。
せっかく塗料メーカーが頑張って塗料を作っていたとしても、それを扱う側の知識や技術が不足していることでその塗料の機能を十分に発揮できていないどころか、不具合すら起こしてしまっているケースもあるほどです。
うちが一番です!と言いたいのではなく、願わくばこの業界全体の質が向上しお客様がどの業者を選んでも不利益だけは被らないような状態になってほしいと思います。
Re.house鹿児島株式会社は12年の経験と外壁診断士の資格を持つ代表が現地調査・お見積り・ご提案・現場管理を行います。
ときには代表が自ら現場に入って塗装をするほど日々知識と技術を磨いておりますので、ぜひご心配やご不安な点があればお気軽にご相談ください。